キャビネットの材質を知っておこう3

傷がつきやすい材質

 小さなお子さんのいる家庭で使うキャビネットとなると、お子さんの遊びによっては傷が残る場合も多い材質があります。
 アーリーアメリカン調を好んでパイン材でインテリアを統一したい、などの場合は傷に気をつけましょう。
 天然木でもパイン材(西洋松材)は柔らかく、すぐにへこみ傷がつきます。それだけではなく、安価なものの場合は表面の塗装剤のコストを削減しているものですと、節目の濃い色の部分から松脂成分がしみ出るものもあります。特に照明が近い場合は照明の熱でパイン剤の樹脂成分がしみ出すので、これは使ってみないと分りません。成長を待たずに若い撃ちに伐採したパイン剤など安いものほど節のこげ茶色の部分が多く、高価なものほどパイン剤が成長して枝がまばらになってから伐採するために節が少ないので、目安にすると良いでしょう。

突板の見分け方

 安価なキャビネットの場合、側面の部分(脇板、側板ともいいます)が安い突板構造になっていると、家具の移動の際に重い家具の角がこの脇板部分に衝突したとします。突板の内部構造にさほどの詰め物が入っていない場合には簡単に三角形のヘコミ傷が生じます。
 突き板の見分け方は簡単です。手を拳にして表面を叩いてみればよいのです。音が軽く響くようですと中が空洞です。芯材に当たるとコンコンと硬い音がします。これで芯材の本数、それ以外の詰め物の量が空洞に近いか、しっかり詰まっているかが分ります。良い作りのものは芯材の本数も多いですから。